配列の最頻値を取得します
Excel には、数値のリストから最も頻度の高い数値を取得するために使用できる関数が 2 つあります。 1 つ目は MODE で、2 つ目は MODE.MULT です。最初の関数は最も頻度の高い数値を取得するのに役立ち、2 番目の関数は複数の数値を取得するのに役立ちます。
両方の公式を一つずつ学習しましょう。
最頻値を求める計算式(MODE)
以下の手順を使用できます。
- まずセルに MODE 関数を入力します。
- その後、開始括弧を入力します。
- 次に、数値のリストがある範囲を参照します。
- 最後に右括弧を入力し、Enter キーを押して結果を取得します。
=MODE(A1:A9)
MODE は古い関数ですが、下位互換性のためにまだ使用できます。しかし、この機能には欠陥があります。リスト内に同じように出現する 2 つの数値がある場合、MODE は結果として両方の数値を与えることができません。
上の例では、30 と 10 があります。両方の数値がリスト内に 4 回表示されますが、MODE は結果として 10 または 10 と 30 の両方ではなく、30 を返します。
複数の頻出数を求める計算式(MODE.MULT)
以下の手順を使用できます。
- まずExcelのMODE.MULT関数をセルに入力します。
- その後、開始括弧を入力します。
- 次に、数値のリストが含まれるセル範囲を参照します。
- 最後に右括弧を入力し、Enter キーを押して結果を取得します。
MODE.MULT は、複数のセルの結果を返すことができる動的配列関数です。両方の数値がリスト内で同等に表示されるため、結果として 30 と 10 が返されます。
=MODE.MULT(A1:A9)
また、範囲内で水平形式で結果を取得したい場合は、TRANSPOSE 関数を使用できます。
=TRANSPOSE(MODE.MULT(A1:A9))